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      なおこのページは筆者の体験を元に書かれています、また時代と共に情報は
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ホノルルマラソン体験記

>>ホノルルマラソン当日
 さぁついにホノルルマラソンを走る日がやってきた。結局なんの特訓もせずに走ることになるとは。さて走る前にちょっと説明を。今回の旅ではホノルルマラソンの予約などをしていなかったので現地でした。コンベンションセンターというところに行ってお金を払うだけで予約することができる。ここでゼッケンと時間を測定するためのチャンピオンチップが渡されます。これを足につけることによりスタートで後ろのほうに並んだ人も実際に走った正確なタイムを測定することができます。

 また走る前には宣伝も兼ねてか街のあちこちでタダでジュースが飲めたりマッサージができたりリストバンドをくれたりします。のでぜひとも街をうろつきましょう。そして準備を終えてマラソン当日を迎えます。

 朝二時半起床、バナナを5本食べカロリーメイトを一箱おなかにいれてスタート地点に出発。俺らが泊まっていたのはワイキキの端っこでゴールのカピオラニ公園の近くだったのでそこから出ているバスに乗り込む。そしてスタート地点のアラモアナ公園へ移動する。今回は午前4時くらいに着いた。レースが始まる5時まではアップをしたり参加者と話をしたりして過ごしていた。

 俺はずっとサッカーをして、また長距離も得意だった。10キロも35分で走れるくらいだったのでかなりタイムには自身を持っていた、42キロは初めてだったが3時間もあれば走れるだろうと思っていた。今回はタイムを重視するためにカメラなどの余計なものは一切置いてきた。持ち物はリストバンドと20ドル札のみだった。そしてアップも無駄に陸上部のやつらのようにかっこつけていていた。しばらくしているとついにレースは始まった。午前5時、興奮がピークになるとともに一斉にスタートした。

 アラモワナから始まりワイキキの街を疾走する。太陽もでていない暗い中を。おれはずんずん人を抜いていった。めちゃくちゃ気持ちよかった。何万人が一斉に走っているのだ。、そして俺も軽快に進んでいく。まさに走る喜びをかみ締めていた。10キロ走ったあたりでむしょうにトイレに行きたくなってきた。この地点ではまだみんないかないから空いているはずなどと予測を立ててトイレに飛び込んだ。用をたし終えてまた走り始めた。時計は50分ををさしていた。トイレに行ってこのペースならかなりいいペースだ。おそらく三時間前半でゴールできるだろうとか皮算用をしながら軽快に進みだした。

 しかし13キロを超えたあたりで異変が起こり始める。かすかな違和感だがちょっとつりそうになる、ハイペースすぎたか?すこしペースを落とすことにした。そうすると前方から朝日が上がってきた。なんてきれいなんだ。ちょうど下り坂になったこともあり俺はまたスピードを上げた。気持ちいい!まさにこの瞬間のために走っていたのかもしれない。朝日を浴びて外国の地を駆け抜ける、これがホノルルマラソンの最大の魅力であろう。

 そして17キロを超えたあたりで違和感は確信に変わる。足が痛い、もはやしんどいとかではなく足が悲鳴を上げている、走ろうと思い強く踏み込むとピキーッと音を立てて俺を動けなくしてくる。18キロを過ぎたあたりから俺はほとんど走れなくなっていた。10メートル走っては歩くといった感じだった。

 そして猛烈に腹が減ってきた、俺はもう我慢ができなくなって途中で発見したセブンイレブンに駆け込んだ、すると何人かのマラソン参加者もいた。ほんとうに腹が減ると力がでない。俺はおにぎりとチョコレートと飲み物を買い大量に腹に詰め込んだ。ばななは吸収が早すぎるからマラソンの朝飯には向かない><

 そしてようやく折り返し地点に達した。はっきりいってこのとき絶望した、まだ半分もあるのだ。この足の状態であと半分だとかポジティブシンキングはできるはずがない。おれは足をいたわるように必死に歩いていた。途中でメイドのコスプレをした女に抜かれたときはプライドが爆発して再び走りぬき返したがそれが限界だった。

 25キロを越えたあたりから時折泊まってストレッチをするようになる、給水所では頭から水をぶっ掛けてアミオサプリをしこたま飲んでいた。長い!まったくへらない!すすめどもすすめどもゴールに近づかない。しかしリタイアするわけにもいかず、ゆっくりと進んでいった。このあたりから俺のようにスポーツをしているが筋肉が短距離向きのやつらが足を引きずっていた。お互いうなずきあうようにして進んでいった。

 ここで俺はもはや何か違うことを考えて気を紛らわせるしかないと思い。一緒に走っているかわいい子を探したり、ハワイを舞台にした金持ち父さんの話を思い出したりしていた。そうこうしているといつの間にか35キロの地点まで来ていた。ここからが一番きつかった。レースを走っているとカメラマンたちが撮影してくれるがもはやそれに答えることもできずに歩いてはストレッチ歩いてはストレッチと肉体をごまかしごまかしゴールに近づいていった。

 そして走れば進むものでふらふらになりながらもついに40キロを突破した。あと2キロだ!最後の力を振り絞って進んだ。すると遠くのほうにゴールが見えてきた。こういうとき人間は不思議な力が沸きまたはしれるようになるはずなのだが俺はならなかった。最後くらい走ってゴールしたかったが最後の195メートルもきつかった。必死に一歩ずつ前に進み歓声に迎えられてゴールした。

 そのときの感想は本当に助かっただった。感動よりも走りきれたことに安堵した、正直いってちょうぎりぎりだった。あち5キロあったらたどりつけなかったかもしれない。本当にへたらの烙印を押されなくてよかったと大きく息をついた。すこし涙目になりながら。

 結局タイムは6時間を越えていた。一緒に参加した4人でべべだった。あんだけ豪語していただけに恥ずかしかった。しかしいい思い出になった。そして24時間テレビの100キロマラソンを見る目が変わってしまった。彼らは本当にすごい!そして本当にやらせでもなんでもなく足は動かなくなる。俺はそこから100キロマラソンを走る人たちに敬意を表するようになった。

 最後はカピオラニ公園でHISのツアーに4人で紛れ込んでアイスクリームやご飯をいただいてコンドミニアムに戻った。ツアーで行くとゴールしてからもいい場所が用意されていたりマッサージがあったりしてうらやましかった。俺はコンドミニアムに着くなりシャワーを浴びた。しかし何だかこのまま終わらせるのももったいないのでもう一度公園に戻っていろんな人と話を始めた。韓国人だと思って英語で話しかけたら日本人でびっくりした。何人かと仲良くなり写真も一緒にとったのでとりあえず今日のところは満足して帰ってきた。

 次は写真を撮りながら楽しく走ろうと思う。また5年後くらいに行きたいものだ。

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